昨夜は、
第4回WHHC産前産後コースセミナー『骨盤底筋群の解剖と評価』でした✨
女性にとって大切な骨盤底筋群
だけれど、ライフサイクルに合わせて
女性ホルモンの変化、妊娠出産による物理的な身体の変化、加齢による変化
などダメージを受けやすい部分でもあります😢
とっても大事なので、骨盤底筋エクササイズをしよう!と思っても、
なかなか収縮感覚が得にくいものです。
私自身も感覚を得るのに時間がかかりましたし、患者さんに収縮してもらうのも、
なかなか時間がかかるなあと感じています。
「産科的損傷とは別に骨盤底筋群の収縮能力は本来の個体差が大きく、若年女性の25%は随意収縮が不良である(中田,1995)。」
という報告もあり、産科的損傷がなくても、そして若年女性でも収縮が得にくいのです☝
収縮感覚が得にくい原因はたくさんあるのですが、
その中の一つに、そもそも骨盤底筋群はどこにあるのか?
どんな構造なのか?が理解できていないということがあります。
患者さんの中には、
「そんな筋肉聞いたこともないわ。どこにあるの??」という方や
最近では全国版の女性雑誌でも取り上げられているので、
「聞いたことある!けどどこにあるの?どうやって収縮したらいいの?気になってたのー!」という方もいらっしゃいます。
産後の方であれば、
「筋肉の名前は聞いたことあるけど、実際にどうしたらいいかわからない」という意見が多いように感じます。
「エビデンスに基づく骨盤底の理学療法」の中では、
正しい骨盤底筋収縮へ向けての実践的指導に対し、次の5ステップが紹介されています。
1.理解すること:骨盤底筋がどこにあってどのように働くか理解する。
2.探索すること:理解したことを自分の身体で把握する。
3.発見すること:身体で把握したら、専門家からその位置を確認してもらう。
4.習得すること:骨盤底筋の正しい収縮を習得する。専門家からのフィードバックをもらう。
5.制御すること:最終的には制御し調整した収縮を行えるように。
このステップをみても、やはりまずは解剖を理解するということがファーストステップになると思われます☺
患者さんにもしっかりと説明をして理解してもらうということが
スムーズに骨盤底筋群を収縮してもらうために必要だと思います。
模型などあると患者さんもよりわかりやすいですね☝
骨盤底筋群はその名の通り”群”なので、多くの筋が助け合って内臓を支えたり尿禁制をしています✨
そして、筋だけでなく靱帯や筋膜と手を取り合って絶妙なバランスで臓器を所定の位置に維持しているのです👏
それだけにとても複雑な構造で、私自身も理解するのに時間がかかったので💦
セミナーでは、できるだけイメージしやすいよう画像を多く取り入れて説明するようにしています。
3層構造で立体的でもあるので、平面画像だけでなく3Dに理解していただけるようにと思い講座を進めていきました☺
少しでも理解が深まっていれば幸いです☺
手作り感満載の講座なので、セミナー会場の設営から入るのですが💦
早く来られた受講者の方が、手を貸してくださったり、終了後も積極的に机や椅子を片付けてくださったり、
受講者のみなさんの温かいお気持ちに支えられています。
本当にありがたいです。
(8/25のデリケートゾーンケアセミナーで出すお菓子を依頼している方が、昨夜のセミナー終了後に試作品をわざわざ届けに来てくださいました✨またレポートします♡)
次回は産前産後コースセミナー最終回となります。
『産前産後の理学療法』
8月5日(日)13:00~17:00 実技を行います。
ご興味あるみなさま、お待ちしています✨
コチラも募集中です☺
8/25 デリケートゾーンケアセミナー